真っ白(--)
2010.8.21(土)
第22回 高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権【新潟県大会】@亀田西中学校
>1回戦
● エスプリ 3(1-3)4 朝日中学校
失意の1回戦敗退からだいぶ日が経ち、精神的にも何とかもち
こたえられたので(苦笑)いろいろと感じた事を残しておく事にします。
終わった瞬間は真っ白でしたね。
言葉もでなかった。
ただ
‘終わった’
それだけでした。
内容的にはけして相手に遅れをとっていたとは感じません。
むしろチャンスの数はうちの方が多かった。
それでも勝てなった。
偶然にも相手の強みがエスプリの弱点(苦手な部分)に
見事にはまってしまったということでしょうか。
試合終了後に審判の予定だったのですが、全く頭から
とんでしまっていて、小林コーチが足早に身支度を整え
ピッチに向かう姿を見て、
‘あ~、助かるな~’
って思いました(感謝)
3年生にとっては最後の公式戦。
勝つ力はあったはずなのに勝たせてやれなかった。
すべては私の未熟さが原因…
最後の大会で納得のいく結果で2人の3年生を送りたかったのに
それはかないませんでした…。
私としては学年ごと一人一人に、いろいろな思い入れがある訳ですが、
現3年生には他の子達とは違った部分の思い入れをもっています。
チーム立ち上げは現2年生が中学入学を機に活動を始めたのですが、
そんな中で彼らは所属していた部活があるにも関わらず、またエスプリで
サッカーをやりたいと言って、退部して戻ってきてくれたのです。
当然、部活の顧問の先生や同級生の仲間に多大な迷惑をかける形になったと思います。
傍から見れば、自分勝手だととる方もあると思います。
立場的に部活を続ける事を勧めながらも、もどってくると聞いた時は
素直にうれしかったし、彼らが戻ってくると決断してくれた事が、
不安の多い中で勇気をもって中学生のサッカーに足を踏み込む事が
できた大きな要因になったのは間違いありません。
現2年生の他に、卒団した子にもそれを待ち望んでくれた子がいたという事実。
これは私にすごいパワーと前向きに行動させるエネルギーを与えてくれたのです。
だからこそ私は彼らに結果という形で報いたかった。
テントに戻って涙を流す子供達に対してかける言葉がなかなか見つ
かりませんでした。
それでも何か話したと思うのですが、胸が一杯で何をいったかよく
覚えてない(苦笑)
帰宅してからもいろんな事を考えました。
退部してまでエスプリに戻ってきてくれた二人に対して、私は一帯な
にをしてあげられたのか。
もしかしたら、エスプリに戻って来ない方が彼らの人生にプラスだった
のではないかって。
考える事はマイナスな事ばかり…
周りの人に話すとその経験、その思いを次の子達の成長に役立てればそれでいいん
だよって言ってくれます。
私もその通りだと思う。
でも私はこの大会で2人が喜ぶ姿をいっぱい見たかったし、そういう
思いをいっぱいさせてやりたかった。
そんな感じで数日が過ぎ、最後にたどり着いたのは彼らにとって私と過ごした一年
半がプラスだったかマイナスだったかは今ここでどんなに悩んでも答えは出ないと
言う事実。
答えはもっと先。
なぜならそのために現状をどうするのかを常に考えながらやってきたからです。
良いサッカー選手になれたか。
良い大人になれたか。
結果を知りたければそこまで責任をもって見守り続けなければいけない。
すべてはクラブを去った後に現れる。
いつまでもクヨクヨしていられないのです。
彼らが高校に進んだ後も慕ってくれような、頼りがいのある大人に
ならなければ、大人になった時の姿を見ることはできないのです。
今してやれなかった事はこの後に何かあった時にしてあげればいい。
そう思えました。
3年生の2人。
本当にありがとう。
チームを離れたら今度は男と男と付き合いをしようか。
色恋の話は意外と得意分野です(笑)
しかし、毎年こんな思いをしながら子供達を送り出していかなければならないと
思うとゾッとする部分もあります。
小学生の時とは全く違います。
こういうのって少しづつ慣れるもんなんでしょうか?
それはそれでさみしい気がしますが…(^^;