喜びを分かち合うために
クラブユース選手権は2次予選で敗退となりました(-_-;)
2次予選からはシードチームが出場してくるのですが、結局はその2チームに連敗して2勝2敗で終了。
今までやってきた事に関しては実りを感じた(と言っても熟してはいない…)部分もあり
昨年の新人戦やプレミアカップからみれば大きく成長したと思います。
戦術的に変えた部分もないので、やられる時はコロッとやられますが、
負けた試合を含め、全試合で得点できたことは練習の成果だと思います。
細かなボールコントロールだけに時間を費やしながら、ゴールを目指す気持ちを
常に持つ事を意識しました。
ボールを触る瞬間にまずは前を狙うという姿勢は見ていて面白みもありますし、
強さが感じらる場面もあり、度々大きなチャンスを演出します。
ただ前への意識が強すぎるとカウンターのリスクが大きい。
捨て身で体をぶつけてくる相手に対してはなかなか抜ききれずに相手に引っかかる場面も
多く、ピンチを迎える場面も少なくなかった。
シードチームともなると簡単に突破は許してくれません。
また、ロングボールも多くなり、全体的に早蹴りになる傾向が見て取れました。
今はこれらの改善を目指しています。
前をうかがいながら、周りの状況やプレッシャーの度合いによって、
立ち向かうだけでなく一度止まったり、ひいたり、一瞬の間をつくる事で相手をいなす。
そんな落ちついたプレーができるふところの深い選手。
感じるだけでなくその感性を具現化するためのぶれないコントロールとしなやかさが必要です。
過去の選手でいえば、フランスの英雄ジダンのようなタッチ。
戦術的なことに頼らずとも、突き詰める部分さえ間違わなければ個のレベルアップが
そのまますぐにチームの強さに反映されます。
これは私の実感。
少しずつ力をつけてきた子供達を前に普通にサッカーをやり、勝敗だけを目指したい。
そんなはやる気持ちもありましたが、先日、選手の保護者から撮影していただいた映像を
見ながら気持ちを新たにしました。
どんなに努力をしても勝敗は水ものです。
勝敗にこだわる事を否定はしませんが、今のメンバーで戦術を駆使しチームとして作り上げ
たとしてもチームやメンバーが変わればその戦術も変わります。
そう考えるならば、技術の習得が早い最後のこの時期に時間を費やすべき事はおのずと決まる。
技術を高める事で強化をはかる。
このやり方で子供達と勝利の喜びを分かち合うには指導者の確かな見極めが必要です。
高める部分ややり方を見誤ればチームは強くなりません。
ぶれない技術を身につけられればそれはその選手の一生の財産です。
‘技術は己を裏切らない’
誰の言葉だったかな^^;
どのチームが何を目指そうがそれは自由です。
チームとして目指すもの。
改めて再確認できました。