空っぽ
高円宮杯1回戦
負けました…
終わった瞬間、子供達の大半が泣いてました…
そんな様子を目の当たりにしたがらも、私の目からは一滴も溢れてきません。
かける言葉も見つからない…
まず頭に浮かんでてきたのは、
‘終わる時はあっけないもんだな。’
ということでした。
妙に冷めてました…
そして
‘私の3年間はなんだったのだろう’
そう思いました。
私と子供と親と築き上げた3年間は簡単に幕を閉じました。
私は子供と親と一緒に笑顔で笑って喜びたい。
最後はそれだけで十分だった。
たった1回でよかった。
それなのにその希望をかなえる事はできませんでした。
最後に子供達を集め語った言葉。
親の前で話したあいさつ。
先日話したばかりなのに、ほんの薄らとしか覚えていません。
家路の車中、家に付いてからもずっと空っぽ。
布団に入ってからも全然眠れません。
なぜ、負けたのか。
私の中では納得できなかった。
力は付けた。
それさえだせればもっともっと良いプレーができたはず。
相手に上手く対応されたそうとも言えるのかもしれない。
それにしてもおかしかった。
なぜ?
立ち上がりは悪くなかった。
気合いも入っていた。
味方のキーパーがボールに触ることも少なかった。
それくらいボールは持てていた。
調子は悪くなかったと思う。
ただ、そんな状況なのに点がはいりそうなにおいが全くしなかった。
何かおかしい。
子供達に声をかけながら、その違和感が何なのか
その時は気づけませんでした。
そして結局最後まで、うちが目指しやってきたサッカーを見せる事はできなかった。
ただ、前に急ぎ、ドリブルで抜きにかかる。
みんながバラバラだった。
どうして最後の最後でこんな事になったのか。
そしてうつらうつらとした午前4時頃、頭の中に一つの言葉が浮かんできました。
‘気負い’
私はこの言葉を知っていたし時々このブログでも使っていたと思います。
試合でうまくいかない原因は、プレッシャーや緊張、メンタルの弱さからくると思っていました。
‘気負い’からもくるもの。
名選手の言葉ではよく言われる事なのに私の頭からはすっかり飛んでいた。
勝ちたいという強すぎる思い。
何とかしたい。
負けたくない。
それがバランスを崩す。
自信をもった選手だからこそ陥る罠…
一人でドリブルで抜きにかかる、パスも遅れがちになる、
‘俺が、俺が’という状況を見ながら、急ぐな、焦るなと声をかけましたが
その声が届かないのもどおり。
私は子供達の気持ちの根源に気づいてやれていないのですから…
指導者として、チームを引きるものとして、人としてまだまだ浅い…
きっと今までだって何度も気づけるチャンスはあったはず…
それなのに
悔しい
君達が強い選手に育ってくれたおかげでやっと気づけましたよ。
また、教えてもらった。
ありがとう。
今はその気持ちでいっぱいです。
ホントにありがとう。
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