自分を信じて。
新人戦では収穫もあった反面、2次リーグ敗退後の順位決定戦で1年生に出場機会を与えると
逃げのプレーがあまりにも多く嫌気がさした。
ゆずる。
避ける。
1年生のほとんどの子のプレーにそんなにおいが漂っていた。
2年生もそれを感じたのでしょう。
ボールを持てば自分で行く。
2年だけでまわす。
ほんの4~5人の2年生だけで11人の相手に何ができるでしょう。
体力の消耗とともに自滅。
新チームの大一番で見せた1年生の気持ちの弱さと2年生の気負い。
それをどうする事も出来ない私。
順位戦で出場機会の少ない選手に経験を積ませるはずが大きな課題を背負う羽目に…
気負いは許せる。
それは自己主張の現れであり、一人前になる過程で誰もが乗り越えるべき事だと思う。
でも人にまかせる意志のないプレーは弱さの現れ。
個の強さを育て輝かせたいと思っている私にとっては一番嫌いな事。
絶対に叩き直してやる!
そう決意した。
まずは現実をそのまま客観的に認識させること。
自分の弱さに気づかせること。
1年生も自分が強いとは思っていないはず。
でも弱いとも思っていない。
私のきつい口調にきょとんしているだけだった。
勝ちたいと口ではいうけど、それは心の底からの気持ちではない。
結局負けたってすぐに開き直れる。
現実を見る事から逃げていたから、反省からも学べなかった。
仕方ない、ドンマイ、と言って現実を認識せずに甘えてきた結果が今。
テクニックはぼちぼち。
小っちゃくて、遅くて、細くて、弱い。
それが私からみた1年生でした。
気づかないうちに染みついた悪い習慣を無くすためには一度ゼロにするしかない。
落ちるところまで落とす。
底に着けば必ず跳ね上がる。
そう決めた。
それからは、1年に対しては常にダメだし。
罵り、叱り、けなし、いかにダメなのかを言い続けました。
彼らのサッカーに関する事すべてを全否定。
競争もさせて負けた奴にはきつい罰ゲームもあたえた^^;
跳ね上がりの瞬間を逃せばいつまでたっても地を這いつくばる可能性もある。
その瞬間をずっと狙い続けた。
ところがいつまでたっても底に着く気配がない。
きっかけをつくるために組んだ練習試合でも良いとこ無しで負け続ける。
どこまで落ちれば底に着くのか…
小学校の頃に関わっていたコーチからは最近1年の目が死んでると言われ、
やり方を変えた方がとアドバイスも受けた(苦笑)
正直、私自身も不安だし嫌になっていた。
人を否定し続けると自分もダメになった気分になる。
何と言っても楽しくない。
なんでお互い嫌な思いをしながら続ける必要があるのか。
こなまま続けたら底に着く前に辞める子がでるかもしれない。
正直そう思いましたが、中途半端に許したら取り返しがつかなくなる。
ここまできたら開き直って待ち続ける。
子供達は必ず変わる。
自分がくだした決断を信じて。
(つづく)
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