気持ちの成長を大きな成果に
来年のU-15フットサル全国大会へつながって行く、現在中学2年生以下による
新潟県予選大会が終了しました。
エスプリも2チームが県大会まで駒を進めましたが
残念ながら決勝リーグへ進出する事はできませんでした。
やはりここまで来ると単純にチームの勢いだけでは勝ち進む事はできません。
1、2日間による大会であればともかく、1ヶ月に及ぶ期間をかけてとなると
やはり地力がないと勝ち進めない事をつくづく感じさせられました。
まずは2年生エスプリについて。
昨年の新人戦では県29位(T_T)
今までほとんど結果をだせていませんでしたが、
ここまで勝ち進めたのは、ずっと取り組んできた試合に望む姿勢の変革、
気持ちの変化するタイミングをこの大会に合わせる事ができたこと、
そして苦しみながらも勝ちを拾い、いろいろなものをうまく吸収しながら
波に乗れたからだと思います。
選手を急に成長させるとっておきの方法があったわけではく、
サッカーの上達と同様に一つの事を続けてきった結果ではありますが、
まだまだ力は不安定であり、地力にするには時間と経験が必要です。
実際、試合中に中心になってチームを引っ張ってくれるような
選手が現れたわけではなく、それぞれが少しずつ声をかけあえる
レベルに変わったぐらいで、大きな穴が空く前に選手をとっかえひっかえ、
やっとの事でこの場まで登りつめたというのが現実。
交代でベンチに戻ってくる選手は全員が息も絶え絶えでした。
短い時間であれば良いプレーを見せる事はできるのですが、
県大会を勝ち抜こうとするならば、それを維持できる時間が明らかに短すぎでした。
間近で見ているとその消耗と質の低下は激しいものでした。
すべてが格上の相手に対し、彼らにできる事、そして私が求めた事は
体力が続く限りやり続ける事です。
力が尽きたら次の選手が行く。
いろいろなものにそれぞれバラつきがあり、合わせる時間がない以上
やり方はいたってシンプルなやり方です。
公式戦での高いレベルの経験が豊富であれば、その場での戦い方、ペース配分も
心得るチャンスもあったでしょうが、すべてが未知の体験ですから仕方のない事です。
今回、最高の結果は出ませんでしがた、出場した選手はそれぞれに求められた事を
考え、彼らなりに私の要求に応えてくれたと感じています。
一人一人の気持ちの成長を生かし、大きな成果にできたと思います。
子供達の自分の良い状態を維持する力があと1分、2分長ければ結果は
今のままでも大きく違ったと思います。
体力があるうちは相手を圧倒していた事がそれを物語っています。
今後は今回得た事、経験した事を地力にして力の底上げをすると共に、
彼らの武器の質を更に磨きあげたい。
今までは最後のミーティングになるといつも反省ばかりでした。
この大会を終えやっと私なりのねぎらいの言葉をかけてあげる事ができました。
(最後は次に向けて手綱をしめたので子供達にはそのように聞こえていなかもしれませんが…笑)
周りからすると折角ここまで来たのだからといろいろと言いがちですが
それでは彼らがかわいそう。
私を始め、他のスタッフも大会を通じての彼らの成長に驚いています。
今回ばかりは彼らを讃えて上げて欲しい。
今のレベルを考えれば、力以上の好成績だと思います。
小学生年代ではフットサルの地区予選を勝ち抜く事も難しかったレベルの子の集まりです。
彼らが磨いているのはテクニックと気持ちだけすが、
少ない事でもしっかりと続ければ大きな成果を残せる。
単純でも力を合わせればここまでの結果は残せる事を
学んでくれたなら嬉しいです。
その時は苦しい思いをしても、あきらめずにやれば
大きく成長できる事を彼らが証明してくれたし、
チームの指導の方向性が間違っていな事も示してくれました。
私の厳しい態度にもくじけずについて来てくれた事に感謝します。
これからはまた次の目標に向かいます。
今度こそ心から一緒に喜びあいたいです。
未熟なだけに伸びしろは大きい。
彼らの成長を厳しく、そして温かく見守ってやってください。
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