ボールを味方に
フットサルシーズンも一段落。
日頃の練習の成果をある程度は大会の結果として現すことができました。
これからの2か月はサッカーに向けて切り替えです。
まずは5号級の感覚を取り戻し、そして更に洗練させたい。
そのためにとにかくボールに触る量を増やす。
ドリブル、リフティング、ミニゲーム、とにかくタッチ数を多くする。
タッチ数と同じくらいに私が気を付けて観るのが姿勢。
ボールをもった時の立ち姿です。
ボールをたくさん触りながらも姿勢のしっかりしている選手は
上手そうに見えるし、やはりプレーも落ち着いて見える^^
そういう風に見える選手は当然、練習に取り組む姿勢もしっかりしています。
姿勢と言っても人の体型は様々です。
その子にあった持ち方や運び方、蹴り方であれば余計なところに力が入らずにスムーズにボールが扱えます。
その子に合ったフォームという意味でも姿勢を気にします。
強いプレッシャーの中でも自分の姿勢が保てたならば自分のプレーがドンドンと出せる。
中学生年代はゴールデンエイジと呼ばれる一生に一度の動きを身につけやすい時期の終盤を迎えますが、
体の成長が著しい中学生年代では、それまでに身に付いたものが
急激な体格の変化によって、脳の感覚と体の感覚にずれが生じ、体のバランスが悪くなり、
転びやすかったり体の切れが悪くなったりし、
そのせいで以前できていたことができなくなったと感じます。
その現象をクラムジーと呼んでいます。
クラムジーは「不器用な」「ぎこちない」といった意味で、成長期であるが故に起こる現象です。
クラムジー自体は病気や怪我ではないので、早くバランスを保てるように丁寧にじっくりと練習に
取り組む事が大切と思います。
体の成長が落ちつき、運動神経と調整する事で解消していきます。
しっかりとやりこめば整った時には更に洗練され、今度こそ本当に使えるに武器となる。
思春期を迎えるちどうしても他人と比較しがちになります。
人よりうまくできなくなったり、自分の方が遅れていると感じると、かっこ悪い、ダサイと思い込む。
まして試合などでミスが多くなればどうしても自信を失くしていきます。
そんな時は自分の良いところに目を向けさせ、
そちらを磨くことに専念させるように心がけています。
そして細かい事を今までどおりにコツコツとやることに集中させます。
そうしながら少しずつ合ってくるのを待つ。
整ってきた頃を見計らって、また他人を意識させると飛躍的に伸びてくる。
なので試合中にグッと変わる瞬間が多い気がします。
周りからいろいろと言われながらも、伸び悩んでいる選手を起用し続けるのは
その瞬間が近い気がするからだったりもします。
私は狭いところで細かいことをやり込むこの2か月が大好きです。
そろそろかと感じられサッカーをするのがだんだんと楽しみになってきます。
上達していくのが日々感じられます。
ボールも大切に優しく扱ってくれる選手が好きだと思います。
ボールに好かれれば簡単に離れていかなし、一度離れてもきっとすぐに帰ってくるはず。
ボールを大切に扱える、ボールに好かれる選手なろう。
ボールを味方にできればこれほど心強い味方はいません。
ボールを味方にできる選手をドンドン増やしていきます!
***********************
ブログランキングに参加中
読み終わったら下の赤いバナーを応援クリック願います
2015.02.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 独り言