OBの背中
高校の春の地区大会が行われていた。
短い時間ではあったが私を見かけたエスプリOBと話すことができた。
笑顔で駆け寄ってくれる子も多く素直にうれしい。
エスプリを巣立った後に彼らがどんな姿を見せてくれてるか。
それが私の指導の本当の結果だと思っている。
チームが変わったら何もできないでは力をつけてあげたことにはならない。
彼らの個性を大事に育てたつもりが、その良さが発揮できていない選手を見ると
やはりさみしい。
チームプレイである以上、チーム戦術もあるし、求められるプレーの質も違うから
最初からうまくいくことは少ない。
いろいろな事を求められるから戸惑うことも多いと思うが、結局、サッカーはシンプルだ。
得点を取って、失点をしなかったチームが勝利する。
どんなチームスタイルであろうがそこは変わらない。
また、サッカーは11人対11人の勝負である。
同数である以上、ベースは1対1である。
ここをしっかりと制することができれば最後についてくれる結果は自ずと明るい。
‘1対1を制するものが世界を制す’
よく聞く言葉ではあるがそれが私のサッカー感である。
その積み上げがあればいずれ1対2、1対3も制することができるはず。
そうやって頑張ってきた。
それこそが君たちのよりどころ。
攻撃だけでなく守備だって同じ。
まだまだこだわってもよいのでないかな?
小中学生が体にテクニックを身につけやすい年代であることは知られてる。
だからこそやるべきことは明確でしっかりとやってきた。
目指すべき方向が間違っていないから試合や大会でもちょっぴり結果がついてきた。
周りからもチームの名前も覚えてもらえる程度にはなったけど
巣立っていった彼らの背中を見ているとまだまだ足りないと実感。
また、話をしながら違う観点から見直す必要性も気づくことができた。
まだまだやるべきことは多い思い知らされる。
巣立ってなお、いろいろなものに気づかせ、私の気持ちを奮い立たせてくれるOBに感謝!
彼らにしてあげられることはほとんどないけど、君たちの思いは
しっかりと後輩に受け継いでゆく。
チームが変わっても見せ場はある。
相手を手玉に取り翻弄するプレーで観客を魅了できる選手に育って欲しい。
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2015.05.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 独り言