心を育む体験
令和2日目
最初の公式戦
膝のケガのために出場できない選手に
人工芝のチップで真っ黒になっている公式球を
磨いてくれるようにお願いしてみる。
渋い顔をするかなと思いましたが
以外にも笑顔で快諾してくれましたΣ(・ω・ノ)ノ!
「試合までにきれいになるかな?」
と問うと
「水をつけて磨けば大丈夫。間に合わせる!」
と大きくうなづいてくれました。
選手たちがウォミーングアップをする脇で
周りには目もくれずにもくもくと磨き続ける。
試合開始直前まで磨き続け、ピカピカになったボールを渡してくれました。
そしてkick off!
前半0-0
選手全員どこか思い切りが足りない
ハーフタイムに修正点と気をつける点を話し合って送り出す。
後半開始!
「やばいやばい、戻れ戻れ!」
控え選手達がベンチから叫ぶ
Σ(゚д゚|||)
相手ベンチは総立ち
こちらのベンチは意気消沈○| ̄|_
心配した形から早々に失点…
その後、徐々にペースを取り戻し、相手を押し込み始めるも
相手もカウンターで決定機をつくってくる
攻勢は続くがなかなかゴールネットは揺らせない…
緊迫した展開…
後半なかば再三の中央突破が実を結ぶ
持ち味のドリブルでゴール脇を切り崩し、ゴール前の選手にパスがつながる
同点!
更に攻勢は続いたが
相手のカウンターも鋭い
キーパーとの1VS1をつくられ大ピンチ
が、キーパーがビッグセーブ!
o(≧ω≦)o
このまま引き分けか…
そう頭をよぎった終了間際
フワッと上がったボールがゴールへ向かう…
ボールがゴールに吸い込まれネットを揺した
♪───O(≧∇≦)O────♪
しばらくして終了のホイッスル。
劇的な逆転勝利!
試合後にボールを返してもろうと、
使われていたのは磨いてくれたボールでした。
「勝てたのは磨いてくれたボールのおかげだな」
磨いてくれた選手と目が合ったので声をかける
「そうなればいいなと思って、必死に磨いた」
照れくさそうに言葉を返してくれました。
「そっか、ありがとうな」
周りの選手達からも彼に笑顔がそそがれます。
勝ち負けを競う中でたくさんの体験を積めるわけですが
何か(誰か)のために行った行為
自分の思いが実を結ぶ
このような体験が優しい思いやりの心を育んでくれるのではないでしょうか
令和の時代は喜びと優しい気持ちからスタートできました。
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